やぶ医者問題について沙石集より考える

前回の記事はこちら

沙石集に見るやぶ医者

沙石集にもやぶ医者の記述がありますが、やぶ医者を解説してるわけではありません。
婿と米の話に出てくるので、やぶ医者がここが語源だと言うのも無理があります。
そうで無いと、“嫁のお父さんが苦しむ婿を見て「役にたたねェ医者を呼べ」”というのも
無理な話です。

鎌倉時代の医療現場

そこで、鎌倉時代の医療現場についてたどって見ました
検索キー(鎌倉時代 医者)


で、検索したところ当時の民間医療は僧が担当していたようです。
医者+仏僧となれば話は通じて来そうです。元々は沙石集も寓話であり仏教の本です。

話は戻して、養父に医者+仏僧がいなかったのか?
これには大徳山の修行僧というのがいますし、もっともな
話としては「行基」というのも考えられます。
高中の「不老長寿の水」(こちら)なども行基さんです。

また、養父神社には芭蕉の句碑(こちらを参照)があり、芭蕉の尊敬してた「蓮歌」の
飯尾さんという人も但馬にいました。なので
風俗文選が偽物、偽書と言う訳でもなさそうです。何かしらご縁がありそうです。

やぶ医者問題の発端やぶ医者と風俗文選
やぶ医者問題の結論

広告)
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。